いしだ内科ハートクリニック|内科・循環器内科

いしだ内科ハートクリニック

僧帽弁閉鎖不全症

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《僧帽弁閉鎖不全症とは?》

全身から心臓に戻ってきた血液は肺に送られて酸素化された後に左心房に入って左心室に送られます。左心房から左心室への出口にある弁は『僧帽弁』と呼ばれ、何らかの原因でこの弁の閉じが悪くなって左心室から左心房に血液が逆流するようになった状態が『僧帽弁閉鎖不全症』です。

《症状》

逆流の程度が軽ければ無症状のことが多いですが、進行してくると以下のような心不全症状をきたします。

・動悸
・息切れ、呼吸困難
・浮腫
・食欲不振

《検査・診断》

⚫︎心臓超音波検査
僧帽弁閉鎖不全症の有無に加えて、逆流の程度による重症度を調べます。

⚫︎血液検査
BNPと呼ばれる心不全マーカーを測定することで心不全の程度を調べます。

⚫︎胸部レントゲン検査
心拡大・胸水・肺うっ血の有無など心不全兆候がないかどうか調べます。

⚫︎心電図検査
不整脈などの合併がないかどうか調べます。

《治療》

⚫︎薬物治療
利尿剤などによる心不全治療を行います。

⚫︎手術療法
閉じが悪くなった弁を人工弁あるいは生体弁に取り換える僧帽弁置換術や自身の弁を用いた僧帽弁形成術が行われます。
手術のリスクが高い方の場合はカテーテル治療が選択されることもあります。

僧帽弁閉鎖不全症が疑われる場合には、当院で心臓超音波検査などを行なって診断することが可能です。
手術療法が必要な場合には、当院の提携医療機関あるいは御希望される医療機関へご紹介いたします。
630院長石田一馬|お気軽にご相談ください
お問合せはTEL: 03-6914-7151
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